叔母とわたしの往復書簡✉
これはわたしが15歳の頃、
アメリカ・メイン州の森の中にある
Camp Med-O-Lark に1ヶ月間滞在した時の
体験記です。
2泊3日のカナダ旅行からMed-O-Larkに帰ってきてすぐ、わたしは叔母へFAXを送りました。
スマホのない時代、遠く離れている家族や友達と簡単には連絡がとれない環境で不安だったわたしを勇気づけてくれたのが、叔母とのFAXのやりとりでした。
Med-O-Larkのラマたちが暮らす広い草原広場に、木でできた机と椅子が置いてあり、そこがわたしの特等席でした。そこでひとり、叔母からのFaxを読んでこっそり涙したり、思いの丈を綴ったりする時間がわたしの心の支えでした。
サマーキャンプ初日に見つけた、my place♡
そんな時、こんなところでひとりぼっちで泣いているのはわたしだけだろうなって思って益々悲しくなっていたけれど、寂しい思いを抱えていたのは、わたしだけじゃなかったかもしれないな。
スザンヌだってドイツからひとりで来ていたし、アメリカから参加している子たちだってみんなわたしよりも年下で、家族やホームタウンから離れて寂しかったに違いない。
それでもMed-O-Larkには、いつも笑いが溢れていました。そして時には喧嘩も。
フランス人の女の子とアメリカ人の男の子の痴話げんかで、女の子が男の子をおもいっきり蹴っ飛ばしていたのにはびっくりしたな!この二人はしょっちゅう喧嘩したりくっついたりしていた。喧嘩するほど仲が良かったのかな♡
わたしには、喧嘩できることすら羨ましく思えました。
Med-O-Larkでのひと夏の日々を、何年も経った今でもこうして思い出せるのは、この往復書簡のおかげです。
そこには、一生懸命だった15歳のわたしと、叔母やMed-O-Larkのみんなからの愛がたくさん詰まっていて、今もわたしを励ましてくれています。
まいちゃん、お帰りなさい。
カナダ旅行は楽しかった?
大好きなケリーやアンディーと一杯楽しい思い出を作ってきましたか?美しい夕日を見ましたか?
また、新しいお友達ができましたか?
まいちゃんが毎日毎日、一生懸命努力したおかげで楽しい時間が増えて、ますます楽しくなっていく。
最初に淋しくて悲しかったことも、段々と楽しい思い出に変わっていくのじゃないかしら。
まいちゃんもすんごーく!頑張ったけれど、まわりの人たち、ケリーやエレン、そしてCITの仲間達みんながまいちゃんを助けてくれたから、キャンプに馴染んでいけたんだと思います。
残りの時間、大好きなMed-O-Larkの人達に一杯感謝して、楽しんできてください。
まいちゃんとCamdenのホテルで夜遅くまで(というか朝早くまで)色々なお話ができたことはとっても楽しかったし、
「へえー、まいちゃんってそんな風に考えていたんだ!」
とか、色々感心したり発見したりしました。
二人きりで旅行する機会がまたいつあるかわからないけれど、
また何年か経って、たぶんまいちゃんが大学生になって
二人で旅行する機会があれば、その時に
「そうそう、New Castleで変な水飲んで吐いたよね〜」
とか色々な想い出を話せたら楽しいだろうね。
Love ya! Maki
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