入院だけはしたくなかった

中学生の頃、私は拒食症を患い、都内の心療内科に通っていました。きっかけは同級生から外見をからかわれたことでした。



それまであまり気にしたことのなかった人の目が、急にすごく気になりはじめたのもこの頃でした。痩せたねと言われると嬉しくて、また太ることが怖くなってしまい、どんどんダイエットにのめり込みました。気が付いた時には、四六時中「痩せたい」という考えから抜け出せなくなっていました。



そして15歳(中学3年生)の一学期、体重が35kgを下回って体調を崩し、主治医からは「あと1kgでも体重が落ちたら休学して即入院」と言われてショックを受けていた時に、アメリカの東海岸の街、ボストンに住んでいた母の妹から連絡がありました。叔母は環境が変わればわたしの体調も良くなるのではないかと考えて、夏休みの間だけアメリカで過ごすことを提案してくれたのです。



母はとっても心配して、最初は反対していました。わたしは「両親から離れれば心配されることもなくなるし、入院もしなくて済む!」と考えて、叔母の元に行きたいと切願しました。両親を説得して話は進み、叔母たちが住んでいるボストンから更に車で2時間くらい北上したところにあるメイン州のサマーキャンプに参加できることが決まりました。



こうしてわたしは15歳の夏休みをアメリカのサマーキャンプで過ごすことになりました。



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Summer Camp Med-O-Lark in Maine

15歳のわたしの体験記

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