流れ星ビュンビュン。宇宙に降参♡



これはわたしが15歳の頃、

アメリカ・メイン州の森の中にある

Camp Med-O-Lark に1ヶ月間滞在した時の

体験記です。





Camp Med-O-Larkは、

アメリカ東海岸の最北端に位置するメイン州の深い深い森の中にありました。

そこは野生の動物たちも住んでいそうな森でした。



夜になると辺り一面真っ暗で、

澄んだ夜空には満天の星が広がっていて、

まるでプラネタリウムのようでした。



バンガローから寝袋を運んできて、

芝生に寝転がって星空を見上げると、

流れ星がビュンビュン飛んでいくのが見えます。



数えるのが追い付かないくらいでした。



東京や横浜では、

流れ星なんてめったに見ることができなくて、

流れ星を見つけたら願いが叶うというジンクスを信じていたというのに。



流れ星ってこんなにたくさん見えるんだ。

わたしの知らないところで、

毎瞬、毎瞬、

たくさんの宇宙のチリが地球に降ってきてるんだ。



(久しぶりに「天空の城ラピュタ」を観て、

飛行石が輝く洞窟のシーンのような星空だったなぁ、と思い出しました。)



子供の頃のわたしは、

「死んだらどうなるのだろう?」とか、

「わたしはどこか別の星にいて、

これは誰かの夢なのかもしれない…」とか、

そんなことを考えては、不安になっていました。



神経質で、自意識過剰で、

周りの人の評価がすごく気になって…



でも、キャンプにきて、

一面の星空と流れ星を見ていたら

もうどうでもいいや~と力が抜けたのでした。



大人になるのがこわくて

成長するのがこわくて

変化しないように必死で何かに抵抗していたけれど、



結局、

自然の流れに抵抗することはできなくて



15歳のわたしは宇宙を前に、

降参したのでした。



つづく


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